楽しい尾瀬ハイキング
尾瀬ハイキングを楽しむために
尾瀬の見どころ・スポット
雄大な山並みを望みつつ、湿原地帯に整備された木道の周囲を彩る花々・草木を愛でる尾瀬ハイキングは、夏が来れば思い出す~♪と、ついつい誰もが口ずさむ爽快ハイキング。
至仏山
至仏山
日本百名山のひとつで、長い時間をかけて隆起をしてきた岩山。他の山では見られない花も咲きます。
6月末まで植生保護の為入山は禁止、雪も残る7月初旬は上級者限定ですが、梅雨明け以降は容易な山です。尾瀬ヶ原から山頂に至る東面登山道は登り専用となっています。
研究見本園
鳩待峠から尾瀬ヶ原・田代へ向う山ノ鼻の奥にあります。
「研究見本園」という人工的な名ですが自然に出来た湿原で、比較的小さなエリアに季節毎の様々な花が咲きますので時間のない方、体力に自信の無い方にお勧めです。
尾瀬ヶ原・牛首分岐
山の鼻から尾瀬ヶ原を進むと、竜宮方面とヨッピ橋方面へのY字の分岐があり、この分岐の付近に牛の首のように山が湿原にせり出している場所があり「牛首」と呼ばれています。
比較的広いベンチがあり、多くの方が休憩を取っています。
尾瀬ヶ原・竜宮
流れてきた川が一旦湿原の下に吸い込まれて伏流水となり、木道を隔てた反対側に湧き出しています。
この伏流水のトンネルが竜宮に通じているのではということでこの名前があります。尾瀬ヶ原に日帰りで来られた方の多くがここのベンチでお弁当を食べて引き返して行きます。
尾瀬ヶ原・ヨッピつり橋
「水の集まるところ」という意味が名の由来だそうで、山の鼻側からいろいろな川の水を集めて流れてきたヨッピ川がこの橋の下流で尾瀬沼から流れてきた沼尻川と合流し、只見川となって新潟方向に流れて行きます。
川の流れにそって歩くこのルートでは、一味違った尾瀬を楽しむことができます。
アヤメ平
尾瀬ヶ原南側の尾根の上に発達した湿原で、湿原越しに燧ヶ岳が見える様はまさに「天上の楽園」。
この地に咲くキンコウカをアヤメと見間違えたことからこの名前がついたという説があります。
かつて尾瀬と言えばココを指した時期がありましたが、現在は訪れる人の極めて少ない静かで美しいスポット。(路が判りにくいこともあります。特に夏)
平滑ノ滝
尾瀬ヶ原の一番東の端から北に向けて新潟県と福島県の境を流れる只見川にある滝で日本百名瀑のひとつ。
広大な岩盤の上を、滑るように斜めに下る水の流れを高い場所にある展望台から眺めることができます。
三条ノ滝
日本百名瀑のひとつで、平滑ノ滝の少し下流にある壮大な滝。少し下ったところにある展望台からその姿を見ることが出来ます。
尾瀬に降った水が全てこの滝に集まるため、轟音を立てて落ちる滝は「これが尾瀬か」というほど新鮮なイメージ。
特に雪融けの時期は話し声が聞こえないほどに大きな音で流れ落ちています。
燧ヶ岳と尾瀬沼
至仏山とならんで尾瀬を代表する山、日本百名山のひとつ燧ヶ岳。
5つの山頂を持つ連峰で、このうちの3つの山頂に立つことができ、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を見渡すことができます。
燧ヶ岳の噴火により沼尻川がせき止められ、燧ケ岳のふもとに出来た尾瀬沼の北岸には大小さまざまな湿原が広がり、変化に富んだ風景と花々がハイカーの目を楽しませます。
大江湿原
尾瀬沼周辺では一番大きな湿原です。 沼山峠から尾瀬沼ビジターセンターのある東岸までのルートがここを通っています。 尾瀬沼の畔には小さく盛り上がった土地の上に3本のカラマツがあり、「三本カラマツ」として尾瀬沼を訪れる人々から愛されています。 7月下旬のニッコウキスゲの時期には湿原が黄色に埋まります。
資料・画像引用:(財)尾瀬保護財団