高速バス・夜行バス 翌朝スッキリ♪
高速バスと限らず、日帰りなどのパックツアーや遠足などで利用する大型バス。駅近くから周辺の生活圏を廻る近距離路線バスとは構造・サイズが大きく異なりますから、車内のどのあたりに座るのかによって乗り心地や雰囲気に多少の違いがあります。
座る場所次第で乗り心地や印象が違うことも
特殊な場合を除いて座席は任意に指定されます。座席の位置によってどんな違いがあるのか、どこに座れば楽なのか。あらかじめ知っておけば、ご自身の好みのポジションについて予約時に希望を伝えることで長旅もより快適に♪
高速バス・夜行バスはどの位置が楽チン・快適?(ページ内リンク)
どこに座ると快適?その1
前方・中間・後列 座席はどこが楽チン?快適?
大型バスは一番前の座席から最後列まで10m余りあます。大きなカーブや段差を越えるときなど、座席の位置によって挙動や揺れにかなり違いがあります。ただ、好みを左右するのは理屈で無く、むしろ「精神的」「感覚的」なものが優先みたいですね。(以下、理屈っぽいのは許してください。面倒ならまとめ:快適なポジションを。)
空気は車内前から後ろに向かって流れるので、前方の方が僅かにフレッシュ。
前列・前方座席の特徴(一般的な車両の場合)
前方座席は「酔いにくい。」と感じている方が好むようです。その理由は…
- 圧迫感が少ない。(前に座る人・席が少ない分)
- 空気の入れ替わりが比較的多い。
- 前方の視野が広い。(昼運行の場合)
反面、次のようなデメリットもあります。
- 冷暖房の効きが悪い事がある。(特に足元の暖房は効きにくい)
- 対向車の明かりがまぶしい(夜行バスの場合で、遮蔽カーテンの無い場合)
- 最前列はつま先が支えてキツイことがある。
- 休憩停車の度に多少騒々しい。(乗降口はたいてい一番前)
- 大きく曲がる時は、大きく横ズレする。(理屈上は酔いやすい)
最後列だとフロントガラスは10m以上先。
後列・後方座席の特徴(一般的な車両の場合)
後方座席は「落ち着く」と感じる方が多いようです。その理由は…
- 左右への動きは小さい。(揺れではなく、後輪を軸に曲がるので)
- 休憩停車の時も人の動きは少ない。
- 風切り音やエンジン音など無機質な騒音が人の気配を消す。
- 最後列なら後ろに気兼ねなくリクライニングできる。
反面、構造上の理由から以下のように比較的酔い易い特性も。
- 空調・換気が比較的悪い。(冬は暑い事も。)
- バス自体の揺れや上下動が目に見える。
- 上下動が比較的大きい。特に最後2列は大きな段差時には弾む感じの上下動
どこに座ると快適?その2
窓側は端っこ感・通路側は楽々♪
いくつか種類のある高速バスのシートタイプの中でも格安で人気の4列シート。車内中央の通路を挟んで左右に2人掛けの座席。お一人でご利用の場合、あなたは「窓側派」「通路側派」? 乗り心地に違いは無くても、それぞれの特徴、イメージは大分違いますよ。
窓側:端っこ感・ヒンヤリ・座ったまま
電車でも端っこに座る傾向のある方が好む窓側
片側にもたれ掛かれる壁のある窓側席。端っこ感が落ち着くのでしょうね。実際にヒンヤリした感じもあり「車酔いに弱い」と感じている方の好みに合うようです。また「目的地へ到着するまで席は立たない。」方も多いようで、休憩停車の度に起きなくても良いという面もあります。
通路側:脚・膝楽チン・気兼ねなく
通路に脚を投げ出せる通路側。長身な方は断然こっちが楽
通路に足を投げ出し、伸ばしたり動いたりできるので足や膝は確実に楽。また、通路側には確実に肘掛があるので、頬杖がてらもたれ掛かれるのが楽という方も。休憩停車毎に車外へ出る方にとっては、通路側座席なら気兼ねせず席を立てます。
快適なポジション 座席は “中間” がベター。
乗り心地を重視するなら断然中間・中ほど!前後車輪の間となるポジションなので横揺れ・上下動・横ズレなど、細長~いバスならではの挙動も比較的緩慢なのです。前方座席・後方座席の両方のイイとこを併せ持った感じの中間・中ほどは、デメリットの少ないベターポジション。
窓側・通路側はお好みで♪乗り心地に違いは無く、強いて言うならご自身のボディサイズによるかも。
座席の位置は「ご希望」として承れます。お好みのポジションをお申しつけください。可能な限りご要望に沿うように配慮いたします。
どこに座ると快適?その3
高速バス・夜行バスの座席位置に関するご要望について
落ち着く姿勢、何かの理由で便利な場所。いろんな拘り・様々な事情。座席位置の好みは千差万別です。座席に関するご要望は、可能な限りご要望に沿うように配慮いたします。
空気は車内前から後ろに向かって流れるので、前方の方が僅かにフレッシュ。
承ることのできる座席のご希望
- 複数人利用時の席並び(横一列で・前後で など)
- 乗降口の近く(休憩停車は必ず降りるから)
- トイレの近く(トイレが不安。使用中か否かが分かり易い。トイレに立つのが恥ずかしい。など)
- 隣は同性に(路線によっては確約です。)
- タイヤの上以外で(昔と違って今は関係ありませんが…)
- 複数人利用時の席並び(横一列で・前後で など。お二人の場合はお隣確約です。)
次のようなご希望は承れません。
- 一番前!一番後ろ!(他に代替のないご希望)
- 隣や前後を空席にしてほしい。(自席以外に関するご希望)
- 右(または左)が窓(または通路)になる席。(あまりに細かいご希望は後回しかも)
- 運転席の真後ろ(二人乗務の場合は乗務員用の席の為)
コラム:夜行バスは酔いません♪
ご自身が「車酔いに弱い」と感じている方に朗報です。夜行バスで車酔いすることはありません♪
そも、車酔いする最大の理由は視線(焦点)が揺れるから。乗用車に乗っている時と違って、高速バスやツアーバスに乗車中はおしゃべりをしていたり、何かを食べていたりと大抵バス車内の何か・どこかを見ているはずです。加速や減速、走行中の揺れについてはほとんど予知できず、突然グラっと三半規管が揺さぶられることと、ズレる視覚に脳が混乱することで感覚に混乱が生じ、乗り物酔いが起こると考えられています。昼間なら「車外の遠くの景色」を眺めていれば酔いくいと言われるのはこのためです。
夜行バスで遠くの景色を見ることはできませんが?→目を閉じることで視覚のズレそのものが存在しなくなります!夜行バスでは酔いませんのでご安心を♪
車酔いには他にも要因があり、絶対とお約束はできませんけれど~